再現作品

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金沢美大入試問題 再現作品集

金沢美術工芸大学 視覚デザイン

上野 紗梛 (石川県立工業高校・出身)

「 ありがとう! 」

私は 高1の5月から3年間 金美アトリエでお世話になり、無事に現役合格することができました。 高校の試験などでアトリエに行くことができなかったり、スランプや 様々な不安のために 「もうだめだ!」と思ったことも一度や二度ではありませんでした。

それでも こうして合格できたのは、親身になって 時には面白おかしく教えてくださった先生方と、一緒に高め合い笑いあった友人達のおかげだと思っています。

受験期とは、ネガティブで、不安が絶えず付きまとうものだと思いますが、孤独にならず たまには友達と遊んだり、思いっきり好きなことをする時間を作って、気持を休めてください。

辛くても、拠り所がひとつ有るだけで 全然違います。

最後に、今までご指導いただいた先生方、 一緒に頑張った友人達、 本当にありがとうございました。

  • 1次 : 鉛筆デッサン
    「自分の手」と「想定の植物」と「クリップ」を自由に構成し、デッサンしなさい。

  • 2次: 色彩構成
    「天気」 を感じる画面を自由に構成しなさい。
    ただし、数字(0~9)の中から一文字を選び、構成要素として加えること。


金沢美術工芸大学 視覚デザイン

坂口 華杏 (熊本県立第二高校・出身)

「 大切なこと 」

私は 金美アトリエで、一年間の浪人をして 視覚デザインに合格することができました。

私は色彩構成があまり得意ではなかったのですが、先生方のアドバイスを参考に自分の「好き」を突き詰めることで楽しんで描くことができるようになりました。

受験対策のための参考作品ばかり眺めていても、どこかで成長の限界が来てしまいます。

その壁を破るには受験以外のことをするのも大事です。 例えば映画を見る、音楽を聴く、等々…一見 受験にはまったく関係の無いような事でも、色々なことが頭の中に蓄積され、自然にアイデアの引き出しが増えていきます。 それにより絵の構図やアイデアの幅が広がり、心躍る作品が描けるような正のループ生まれます。

これは私の感覚ですが、 「楽しい!」 と思いながら描いた絵は、総じてうまくいきます。

デッサンも色彩も、力みすぎず、目いっぱい楽しんで描くことも 上達するコツの一つだと思います。  最後に 丁寧な指導でわたしたちを鍛えてくださった先生方、一年間共に高め合った友人たちに心から深く感謝します。 本当にありがとうございました。

  • 1次 : 鉛筆デッサン

  • 2次:  色彩構成


金沢美術工芸大学 視覚デザイン

艸田 一葉 (北陸学院高校・出身)

「 恵まれた環境の中で 」

私は高1の春から 金美アトリエに通い始めましたが、コロナの影響でしばらく通えない時期がありました。 しかし そんな時でも広瀬先生や 周りの美術関係の方が支えてくださり基礎的なデッサンを家で少しずつ こなしていくことでその時期を乗り切りました。

受験は孤独なものではありますが、多くの人が支えてくれていて、人と人とのつながりを大切にしている視覚デザインを受験するからには、先生や仲間たちのアドバイスを受けられる日々を大切にすべきだと思います。

また、自分が いいな、好きだな、と思ったり 興味を持ったりしたものは、常に頭に入れておいて、 いつでも取り出せるようにしておくと良いと思います。

私は毎朝新聞を読むようにしたり、美術館に行ったり、図書館で本や画集・写真集を開いてみたりしていました。 他にも映画や音楽、友達との会話などの息抜きも 勉強になります。

受験の枠にとらわれず、どんどん自分のアイデアを増やしてください。

最後に、 ここまでご指導をいただいたアトリエの先生や講師の方々、切磋琢磨してきた仲間、

支えてくれた家族に 心から感謝します。ありがとうございました。

  • 1次 : 鉛筆デッサン

  • 2次 : 色彩構成


金沢美術工芸大学 視覚デザイン

北尾 楓 (星稜高校・出身)

「 気が付いたこと・学んだこと 」

私は受験を通して準備することの大切さを学びました。受験とは試験本番のために準備する期間です。当たり前だとわかっていたつもりでも、本当の意味で理解することに時間がかかってしまったように思います。  一番悩んだ色彩構成について書いていきたいと思います。

私は、練習ではうまくいくことが有っても 本番では力を出し切ることができず、失敗していました。 それは 本番に出された問題が、せっかく試験前に描いていたことと重なっていたのに、その絵をブラッシュアップせずに放置していたせいで、やってきたことが全く活かせていなかったからです。 そのためには、画塾で先生に言われたことを心の中にとどめておくだけでなく、より良くするために納得できるまでブラッシュアップ作業にじっくりと時間をかけることが

大切だと学びました。

又 時短のためにiPadを使ったデジタル上での作業も多用していました。

金美アトリエでは 沢山の問題を出してもらえます。その中から何が試験に役立つかわかりません。一つ一つ気を抜かずに描いて終わりにならないよう意識して準備することが大切です。

画塾は沢山のライバルに囲まれて大きく成長できる場所です。ですが、ひとそれぞれ調子のいい時と悪い時の波が違います。  本番に一番いい状態を持っていけるようじぶんのペースを

調整するという事も受験で学んだことの一つです。

最後に 辛い時や悩んでいる時、アドバイスや励ましの言葉をかけてくれた家族、友人、そして

広瀬先生や金美アトリエの講師の皆様、やっと合格をつかむことができたのは支えてくださった皆様の力があったからです。 大学でも頑張って行きたいと思います。

本当にありがとうございました。

  • 1次 : 鉛筆デッサン

  • 2次 : 色彩構成


金沢美術工芸大学 製品デザイン

中川 泰志 (石川県立錦丘高校・出身)

「 自分に、そして未来に目を向ける 」

受験まで6カ月を切った10月、私は金美アトリエに入校しました。

すでに私は二年浪人しており、自分の何が問題なのかもわからず ただ金美に受かることを

ゴールに、毎日10時に起きているようなダメ浪人でした…。 そんな私が入校した初日から、先生は私の生活習慣から変えさせました。 何時に起きるのか、朝ご飯を食べるのは何時か、

家を出るのは何時か…など等一週間の細かいスケジュールを自分で決めさせられたのです。

ここは画塾ではないのか…?とはじめ私は驚きました。

しかし、初日に先生とお話しした時間は今でも忘れられないほど衝撃的だったことを覚えています。 自分に大きな危機感を覚えるのと同時に、受験、デザイン、そして未来に対する やる気と希望が湧きあがってきたのです。

それからと言うもの、日々、先生に的確なご指導、ご意見とモチベーションが上がるお言葉の数々で着実に成長していくのを感じました。

受験において大切なこと。 それは 決して受かる事だけではありません。   自分を見つめなおし、 数十年後の未来の自分と 未来の世界に 目を向け、自分を変えていく時間にすることだと思います。

合格までにどれほど時間がかかったとしても長い目で見た時、それは大した時間ではないのです。ですから高い壁にぶつかったとしても簡単にはあきらめずに立ち止まって、自分に、そして未来に目を向けてみてださい。

金美アトリエに通えて、教えていただいた数々のことは、私にとって生涯の財産になりました。

本当にありがとうございました。

  • 1次 : 鉛筆デッサン
    ・ポリタンク ・コンクリートブロック ・タオル
    ・ステンレスカップ ・ペットボトル すべてを提示
     された状態で描いてください。

  • 2次 : 製品デザイン
    試験管を用いた美しい造形の「 一輪挿し 」を、
    デザインしてください。
    条件 ・試験官は水の取り外しが可能なこと
       ・美しい形状で自立すること  
       ・本体の形状や材質は自由に考えること。


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