アトリエ案内
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金美アトリエの指導方針
文系、理系等と比べると、この分野の大学進学に関しては一般に、わかりにくい所が多く有ります。
デッサン等の実技練習を始める前に、下記4項目について、よくご理解いただきたいと思います。
- 1自分が志望する進路の確認
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自分が本当にやりたい事は何なのか…大学を卒業後の仕事内容は? 就職は? 将来展望は?
等をよく考えて志望コースを決めてください。一旦走り始めたコースの変更は大きなタイムロスです。 - 2受験大学のしぼり込み
- 志望コースが決まったら受験する大学を決定します。学科の成績、家庭事情、入試状況等よく考えて決定しましょう。同じようなコースを持つ大学でも倍率の高低差が大きいのはなぜか?も考えて…。
- 3受験勉強の計画を立てよう
- 自分が置かれている状況、高校の予定等を考慮して実技練習時間の計画を立てます。状況によりますが、毎年受験生は週当たり20時間程度、高1、2年生は15時間程度を目標にした計画を立てる事です。
- 4計画に沿って真剣に、効率的に、根気よく努力を続ける事です。
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実技の訓練は基礎からの積み重ね…一歩一歩階段を上っていくしか有りません。
頭で考え根性で描く。あきらめてしまえばそれまで…目標に向かい情熱を持ち続け、地道な努力を積み重ねてください。

金沢美術工芸大学同窓会会長
石川県ビジュアルデザイン協会理事長
(財)石川県デザインセンター評議会
デッサンの指導方針
デッサンは分野を問わず、最も大切な基礎技術です。先ずここから始まります。
初歩
デッサンは観察力と根気です。モチーフをよく見て繰り返し描く事!
教えるのではなく自分の目で観察し、モチーフとの違いがわかるように、丁寧に指導します。
留意点としては…鉛筆の削り方、持ち方、ドローイングの基礎テクニック、視点の固定、モチーフと画面との位置関係、垂直水平、物の見え方の理解(透視、立方体、直方体、円柱、回転体)等です。
中級
構図の取り方(フレミング)、形態を正確にとらえているか、明暗の階調表現、豊かな質感の描出力、等をポイントに指導します。木炭と鉛筆、静物と石膏像等、分野で多少異なります。
応用
個人用モチーフ、集団用モチーフ、受験科により様々です。特にデザイン系の場合、モチーフの置き方、見せ方等の構成力。想像で描く想定デッサン。出題全体に対する考察、企画、演出力等も大切になります。
当アトリエでは、個々にモチーフを与え、最後まで描ききる事を原則にしています。時間がかかっても一定レベルで完成させる事が大切です。徐々に時間短縮し完成レベルを上げる事を目指します。
受験各科への取組姿勢についての指導方針
受験生が日常生活の中で心かけて欲しい事項です。
デザイン系
今、自分が生きている社会の現状…あらゆる面に目を向け実社会を知ろうとする努力が必要です。それにより物づくりに対するアイデアソースが蓄積され、それが入試に生きて来ます。空っぽの頭の中からは何も生まれません。
視覚系では自分の趣味 興味の有る事をより深く追及したり、政治 経済 社会 環境等、広く社会を見るよう心がけましょう。それによって自分の存在も見えて来ます。
製品 環境系では先ず色々な物を見る事です。これはいつ、だれが、どこで、どのように使う物なのか・・・その特徴は何か等、実際に在る物 商品をよく観察し覚えておく、ファイルにしておく事が大切です。
美術・工芸系
実際に多くの作品を見て感動し、よし!自分もこのような物を描こう!造ろう!と言う思いを再確認し情熱をたぎらせる事です。
この情熱こそ創作活動の原動力です。
センター試験の対応について
美術系大学の入試に関しては、各大学で様々な入試システムを取っています。
金沢美大に関してはセンター試験を導入しており、入試総合点の中でセンター試験の占める割合は、芸術学では1600点中、1200点にもなります。
工芸系は1600点中、600点。その他の美術 デザイン各科各専攻では、2000点中、600点(30%)となっています。
当アトリエからの金沢美大受験生の中にも毎年、何人もの人がセンター試験で失敗しているようです。
よく「センターで、どれ位点を取ればいいのでしょうか・・・?」と言う質問を受けますが、これはなかなかむずかしいところです。
当アトリエに限って言えば、視覚デザインの場合、センターが70%以下の人で合格した人はいません。
よくデザインなら60%、美術 工芸なら50%が最低ラインだとも言われていますが、その人の実技にもよりけりで当然例外も有り、センターは取れるだけ取るに越したことは有りません。
センター試験では3教科合計600点(各科200点)。国語と英語は必須ですが、英語がよくわからないと言う人が多いようです。 そこで当アトリエでは、09年度より英語教室を開催しています。

本校のご案内
アクセス
以下のいずれかのバスに乗車してください。
- 金沢駅東口
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<3番乗場>⑪東部車庫 ⑪金沢学院大学 ⑫湯涌温泉 ⑯駒帰
<6番乗場>⑬医王山 ⑭田上住宅 - 金沢駅西口
- <5番乗場>⑩東部車庫 ⑩金沢学院大学・金沢東高校
『小立野』バス停で下車してください。
石引大通りを兼六園方面に戻ります。
大学前大通りの横断歩道を渡りそのまま直進。右側3本目の中谷米穀店と駐車場の小路を右折。
左側、4件目のビルになります。(橋本理容店の前)右側階段を2階に上がってください。
- 遠方の方には、本校・金沢美大へも徒歩通学圏内の下宿・学生マンション等をご紹介します。
1ヶ月3万円~4万円程の家賃の物件が中心です。
スケジュール
金美アトリエ 令和4年度後期(2022年度)予定表
学期
・前期:4月1日(金)~9月30日(金)
・後期:10月1日(土)~3月31日(金)
授業時間
・平日(月・水・木)昼間:9:30~16:00/夜間:16:00~20:00
・土曜・日曜 9:30~16:00(夜間は無し)
(授業開始 ・終了の時間は余裕あり)