再現作品
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金沢美大入試問題 再現作品集

松田 菜美恵 (福井県立 丹南高校 出身)
“まだまだ未熟ですが……”
私は総合学科のある高校で2年間、美術を学びました。アート系列に属していた私は、2年次から油絵やデッサンの授業を受けることが出来ました。この様に専門の授業に特化していたので、2年間じっくりと自分と向き合い、色々な系統の絵が描けたおかげで合格への道に繋がったのではないかと思います。しかし、学校の先生や授業・部活だけでは大学入試の傾向や自分のレベルといった客観的な情報などを賄いきれませんでした。
それを、金美アトリエで補うことが出来ました。私は短期講習に三度、計17日間参加しました。一度の参加だけでも収穫量は非常に多く、知らないことだらけなのを自覚できました。一度で十分と思われる方もいらっしゃると思いますが、毎回新しいことを学べるので行ける時に多く行く事が確実に目標へと近づけます。
金美アトリエ無しでは絶対に合格はできませんでした。ですが金美アトリエに行けば合格できるというわけではないと思います。そこでは、あくまでも受験用の対策が行われていますから、練習が機械的にならないよう画塾外での活動、自己表現力を高めることが必要不可欠だと思います。
いまだに形が取れない、経験が浅い私からはこれ位の事しかアドバイスできませんが、お役に立てれば幸いです。応援しています!
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■2次:油画
バトミントンのラケットを持つ女性モデル
水色のサンバイザーをかぶり、白いタートルネックのインナーに、黄色地で白と水色のボーダーシャツを着て、紺色のパンツ。右手にピンクのサポータ
左膝にクリーム色のタオルを掛け、ブルーの折り畳みディレクターチェアーに腰かけている。(右ひじかけにポカリのボトル)
バックは水色と淡緑のペーパーの前にバトミントンのネットが張ってある。
金沢美術工芸大学 日本画
本校 講師による参考作品です
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■1次:鉛筆写生
・ウエーブ クイックワイパー ・塩ビ管T字継手
・赤卵6個入りパック ・ウィルキンソンジンジャーペットボトル
・白い網入りスポンジ ・淡黄上質
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■2次:着彩写生
・キャベツ1/2 ・カマスのひらき ・缶詰2個(真鍮缶 丸型 角型)
・プラ容器入りカットフルーツ ・水色マドラー
・赤いエビ ・黒いシリコンシートの敷物
金沢美術工芸大学 工芸
本校 講師による参考作品です
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■1次:デッサン
・ティッシュの紙箱 ・クロス模様のタオル
・円模様入りコップ +水 +ラナンキュラス
・かぶ +皿
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■2次:色彩表現
・アワビの貝殻 ・カラーの(4色)トレッシングペーパー
・紅白水引
2016年度 再現作品
金沢美術工芸大学 視覚デザイン合格

河嵜ひかる
(福井県立藤島高校出身)
・よく遊んで、アイデアを貯めておく事が大事です。
私は高校2年のとき、金美アトリエの冬期講習に参加し、そのまま土日コースに入学して、絵の勉強を始めました。福井からの通学なので高3の時は、どうしても描く時間が少なく結果的に不合格になり、全日コースで再度、金美の視覚デザインを目指す事になりました。
視覚デザインは「アイデアで勝負!」とよく言われますが、私はどうも頭が固いようで、なかなか良いアイデアが浮かばずに時間ばかりかかってしまいました。
そんな時、講師の先生に「テーマに対して何か関連した言葉をいろいろ連想し、そこからストーリーを考えてみたら……」というアドバイスをいただき、何とか少しずつスピードアップができたように思います。
先生からも「頭の中にいろいろなアイデアファイルを持っていて、必要に応じていつでも引き出せるようにすること……。そのためには良く遊んで、色々様々な雑学を吸収しておくことが大切だよ!」と言われました。
これから金美のVDを目指す皆さん!
勉強ばかりではなく、よく遊んで頭を柔らかくして、成せば成る!の気持ちで頑張ってください。
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1次:鉛筆デッサン
自分の「手」と「おもちゃ」を想像し、
自由に構成してデッサンしなさい。
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2次:色彩構成
「文庫版サイズの手帳」と「チッパーチャプッス」
からイメージを発展させ、自由に色彩構成をしなさい。
作品にはタイトルをつける事。
タイトル:キャンディ劇場